ジャングルについてのZine、JUNGLE DOCUMENTを作ろうと思った

Zineを作ろう、と思ったのは2018年の年明けぐらいだったかな。もっと前かも。で、決心した、というと大げさだな、ジワリとやろうと思ったんだ。オールドスクールなジャングルだけがジャングルではないので、現行のジャングルを集中的に扱っている文字媒体ってないんだよな、と考えていて、やろうか、と。文字媒体、というか、バリバリアナログの紙の媒体ね。オールド/Newという時間軸での差別化を図るためのものとしてZineを出そうと思ったのではなくて、ジャングルをテーマとしたものを出してみたくなった。

冬、春、そして夏、ああ時だけが過ぎてゆく。2018の夏の暑さとともにZine熱も体内で沸き上がってきた感じでいたものの、それまでは、例えばCongo NattyやFFFといったアーティストのジャングル・アルバムの日本盤用のライナーノーツのお仕事をいただいたりしてはいたけど、デジタルパブリッシングやDTP(デスクトップパブリッシング)に携わったことはなかったので、さてどうやればよいのやら、と。しかしここで止まらなかったので、今に至ってるんですね。

手始めにDTP入門書を買ってみたり、Zineの作り方の本を買ってみたりしたんだけど、ピンとこなかったのとは違う感覚がありまして、なんと書けばいいかな、、えーと、あ、これだ、実・際・に・手・を・動・か・し・た・い、と思った。これです。中黒を入れるとゴリゴリ感が凄いですね。

ということで、フォトショとイラレではないソフト(分かる人はすぐ分かりますね)を即ダウンロード購入して、マニュアル的な本も買った。ダウンロードしたものの、訳分かりません。今はチュートリアル・ビデオがわんさかあって凄いよね!と感動しながらそれらを大量に見てメモ取りまくって、マニュアル本が届いてからはそれと今まで書きためていたメモを照らし合わせて、ちょっとずつ仮のテキストを組んでみたりした。

数ヶ月の修行というか勉強期間を経て2018年冬があっという間に押し寄せ、よしこれでなんとか形に出来そうだなというレベルに自分がなったので、編集修行と並行して書いていた原稿も徐々にまとめ段階に。

そんなこんなで、慣れた人からすれば、数ヶ月かけなくても出来るであろう構成のZine、オレにとっては初のZine、JUNGLE DOCUMENTの0号を2019年3月9日に発行しました。同年3月9日はオレと仲間で開催しているJUNGLE PARTY Tribal Connetionの日で、入稿ギリギリで焦ったけど、なんとか間に合って、当日に配布開始。このZineは非営利です。

ジャングルについての自分なりのアーカイヴ、現行のジャングルを中心に時間軸的に過去と呼ばれるジャングルも取り上げて、今の視点から見てみようというZineの完成です。


words by DJ YAHMAN (Tribal Connection)